WHITE PAPER
AIエージェント時代の
ゼロトラスト入門
2026年5月、Claudeの開発元Anthropicが「Zero Trust for AI Agents」を公開しました。本書は、その36ページの原典を日本企業の実務に引き寄せて読み解いた解説版です。セキュリティ不安を理由にAI導入を止めてしまわないために、経営と現場が押さえるべき勘所を、専門用語を避けて全4章・7つの問いに整理しました。
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この資料でわかること
「AIを使わせるか、禁止するか」の議論から抜け出し、どこを確認し、どこで止め、何を記録すべきかを自社で判断できる状態を目指します。
なぜ従来のセキュリティでは守れないのか
攻撃者は壁を破りません。正規の権限を持ったAIエージェント自身をだまし、その権限の範囲内で悪事を働かせます。ファイアウォールも対策ソフトも、この攻撃への答えにならない理由を解説します。
AIエージェント特有の4つの脅威
自律実行・道具の使用・自己判断・記憶の保持・相互連携。エージェントの便利さを生むこの5つの特性は、そのまま攻撃面にもなります。「だます」「道具」「鍵」「記憶」の4方向から、何がどう狙われるのかを実例とあわせて示します。
最低限そろえるべき守りの4点
Anthropicは対策を3つの成熟度で整理し、AIによる攻撃加速を理由に「最低ラインの水準そのものが引き上げられた」と宣言しました。まず何を揃えるべきか、そして自社への入れ方を3ステップで示します。
ベンダーへの7つの質問と、自社診断10問
AIツールを選定する際にベンダーへ確認すべき7つの質問と、自社の現在地を測るセルフチェック10問を収録。稟議の論点整理にもそのままお使いいただけます。
CONTENTS
収録内容
- 導入:この文書は何か/Anthropic原典の要点「AIが攻撃を速くした。だからAIエージェントは、初日から侵害される前提で設計せよ」——原典が言っていることを3点に集約
- 第1章 ゼロトラストの前提「答えるAI」と「動くAI」の違い/従来防御の限界/ゼロトラストの3原則/一生使える判断基準
- 第2章 エージェントへの脅威だまされるAI/道具・鍵・記憶への攻撃
- 第3章 守りの組み立て3つの成熟度(Foundation/Advanced/Optimized)/最低限の4点/進め方3ステップ
- 第4章 導入と意思決定ツール選定/稟議の論点/セルフチェック10問
出典:Anthropic “Zero Trust for AI Agents”(2026)/ NIST SP 800-207 “Zero Trust Architecture”(2020)/ NSA Zero Trust Implementation Guides・OWASP。本書は上記を日本企業向けに翻案・解説したものです。
RECOMMENDED FOR
こんな方におすすめです
- 顧客情報・契約書・財務データなど「本当に使いたい業務」ほどセキュリティ上使えず、価値の薄い業務にしかAIを使えていない方
- 「どこまでが安全か」の線引きが社内で誰にもできず、"全部ダメ"でも"とりあえず使え"でもない基準を探している情報システム・DX推進のご担当者
- AIツールの導入を稟議に上げる必要があり、リスクと対策をセットで説明する材料が必要な方
- AIエージェント(Claude Code等)の全社展開を控えており、権限設計・ガバナンスの考え方を先に固めておきたい方
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